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苫小牧市の眼科医院、明野眼科クリニックです。

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〒053-0054 苫小牧市明野新町2丁目1-16

治療方針policy&FAQ


眼科の病気について


 学童の近視について(0.01%低濃度アトロピン点眼液による進行予防治療)

 
小児、学童の近視の進行が以前より問題になっております。強度近視は遠方が見えにくいだけではなく、将来網膜裂孔や網膜剥離、網膜の変性(黄斑部と言う網膜の最も大切な部分)を生じやすくなります。また近視は緑内障にもなりやすいことが疫学調査で分かっております。屋外での活動を行う子は近視になりにくいと言われています。また、読書を行うときに姿勢がよくない子も近視が進みやすいかもしれないと言われています。長時間のテレビゲーム(スマートフォンを含めて)が影響しているかもしれませんが正確な調査が難しく結論が出ていません。
 そのなかで、
0.01%低濃度アトロピンを点眼すると近視の進行を抑制できることが報告されて、有効な治療方法として注目されています。かつては1%アトロピン点眼液を使用することで近視の進行を抑制できることが報告されました(ATOM-1という調査です:Atropin for the Treatment of Childhoot Myopia)。しかし1%アトロピン点眼液では散瞳(瞳孔が大きく開くこと)するために物が見えにくくなって、日常生活に支障が出るため実用的ではありませんでした。その問題点を解決するため、濃度を0.01%まで薄めた低濃度アトロピン点眼液を使用すると、散瞳することなく近視の進行も使用しない場合に比べて約3分の1まで抑制することができることが追加の調査でわかりました(ATOM2)。副作用がなく、点眼のみで近視の進行を抑えることができる治療方法は大変な朗報であると思います。近視がどんどん進行してお困りの患者さん、治療について関心のある患者さんは当院へ御相談下さい。


       




 加齢黄斑変性症について

 成人の中途失明をきたす疾患で、最近では患者さんが増えているために注目されている疾患です。日本ではこれまであまり多くありませんでしたが、高齢者の増加や生活様式の欧米化などにより患者さんの数はとても増えています(たばこで悪化しますので患者さんは是非禁煙を行ってください)。網膜に出血を起こすと著しく視力が低下するため日常生活への影響がとても大きいです。レーザー治療や硝子体内注射等の治療が行われます。特に
抗VEGF療法と言われる硝子体内への薬物注射が新しい治療方法として行われ、当院でも良好な治療成績を収めています。医学は進歩していますので、加齢黄斑変性症の患者さんはあきらめることなく、まずは当院へ御相談下さい。






 緑内障について

 緑内障は成人の中途失明疾患の第一位となっています。40歳以上の20人に1人は緑内障と言われ、非常に患者さんの数が多くなっています。徐々に周辺の視野が欠損し、最終的には中心視力が低下してしまいます。周辺の視野から欠けていくので自覚症状に乏しく、病気の発見が遅れがちになります。最近では健康診断の項目に緑内障の検査が盛り込まれて、早期に発見される患者さんが増えてきていますが、緑内障が見つかっていない潜在的な患者さんの数はまだまだ多いと言われています。緑内障の原因は眼圧により目の奥の神経が圧迫されることにより、視野が欠損していきます。治療方法は点眼治療等により眼圧を未治療時よりも下降させることで視野異常の進行速度を遅らせるあるいは停止させることができるとわかっております。かつては人の眼圧正常値は21mmHg以下と言われていましたが、眼圧が21mmHg以下でも緑内障になり、これを正常眼圧緑内障(NTG)と言います。実は日本人ではこの正常眼圧緑内障の割合が非常に多く、正常値の概念が崩れてきています。緑内障における治療においては未治療時の眼圧と治療時の眼圧の差(何mmHg下降したか?何%眼圧が下降したか?)が非常に重要となります。



また、緑内障は生涯にわたり治療が必要になります。治療を行う上では視野異常の進行速度がどのくらいになっているのかを確認することが非常に大切です。上の図のように視野異常の進行速度をグラフにして、現在の治療方針では何歳でどのくらいの視野になっているのか推定します。視野異常進行速度が早い場合には緑内障点眼治療薬の追加を行い、眼圧をさらに下降させて視野異常の進行速度を遅らせなければなりません。また点眼治療を使用しても視野をうまく維持できない場合にはレーザー治療や手術を考慮しなければならない場合もあります。緑内障の治療方針は患者さんの年齢、病型、眼圧値、ライフスタイル、現在の健康状態、本人の治療に対する要望等にあわせて個々にじっくりと考える必要があります。一人一人の患者さんとよく相談をして『テーラーメイド』の治療作戦を練り上げる要必要があります。何歳でどのくらいの視野になるか気になる患者さんはどうぞ御相談下さい。また当院では緑内障手帳を患者さんにお渡しして毎回記入し、治療の推移が患者さん本人にもわかるようにしております。

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